抗加齢医学(アンチエイジング医学)とは
100歳以上の超高齢者の機能的・形態学的な研究から、諸臓器のバランスのよい生理的な老化は、多くの人に見られる病的な老化と比べて進行が穏やかであることが分かってきました。つまり、老化現象のかなりの部分が病的でアンバランスな老化であるということが知られてきたのです。
日頃の生活習慣がさまざまな病気を引き起こしている。
抗加齢(アンチエイジング)医学の基本
なぜ今抗加齢医学なのか
65歳が高齢者と呼ばれるような定義そのものが改定され、健康な65歳以上の層が厚くなれば、社会の第一線で活躍し、納税者層となる社会が来るようにしなければなりません。そしてそんな社会を支えるのが「アンチエイジング医学」です。
日本人死亡率の推移
医療費と死亡原因
抗加齢医学の臨床
抗加齢(アンチエイジング)医学が目指すもの
老化の原因を防ぐために、今まで医療として積極的に介入してこなかったサプリメントを含む、栄養指導や運動、ストレスケアなども含めて対処し、アンバランスで病的な老化を積極的に予防し、治療することが抗加齢(アンチエイジング)医学の目標です。
各領域の取り組み
抗加齢(アンチエイジング)医学の実際
生活療法
サプリメント療法
◆高機能な素材 →機能性(吸収性、生体内利用率など)の高い素材を用いる。
薬物療法
特殊療法
抗加齢(アンチエイジング)ドック
疾病予防と早期治療を実現することを目的としている検査
抗加齢診断に基づく指導と治療
抗加齢(アンチエイジング)ドック検査項目
老化度チェック項目
抗加齢(アンチエイジング)ドック検査項目と検査方法
老化度の判定
それぞれの機能を評価年齢として出します。 |
実年齢と比較して老化度を認識します。 |
所見から抗加齢(アンチエイジング)的な医学的戦略に結びつけます
(例)
骨年齢が高ければ、
適量の骨に刺激を与える運動や有酸素運動をすすめます。
DHEA-s、性ホルモン値が低ければ、
これらのホルモンを増加させるサプリメントやホルモン剤の投与を考えます。
体脂肪が多く、筋肉量、筋力等に問題があれば、
具体的な運動方法を教え、簡単に出来る筋トレを指導します。
血管年齢が高ければ、
動脈硬化性疾患の存在を念頭に置き、上位の医療機関で再検査を行い、抗凝固療法なども視野におきます。
老化度改善に有用な成分
機能成分 | |
神経年齢 | いちょう葉エキス/ ホスファチジルセリンプロアントシアニジン |
血管年齢 | DHA/糖転移ヘスペリジン/カテキン |
骨年齢 | カルシウム/マグネシウム/ビタミンD 亜鉛/ビタミンK |
ホルモン年齢 (女性) |
イソフラボン |
筋年齢 | 分岐鎖アミノ酸(ロイシン・バリン・イソロイシン)/グルタミン/カルニチン/オルニチン |
ホルモン年齢 (男性) |
マカエキス/アシュワガンダエキス/亜鉛リコピン |
抗加齢(アンチエイジング)ドックを受けて、オプティマルヘルスを保つ
オプティマル・ヘルス(最良の健康状態)を保つために目標とすべき検査値をオプティマル・レンジといいます。
医学的根拠に基づく日本人のオプティマル・レンジは未だ確立されていないが、現在のところ、30歳の健康な男女の基準値が代用されています。
実際には、それぞれの年齢スコアが実年齢の7割程度であればよいという考え方もあります。
今後科学的な検証を以って、オプティマル・レンジの基準値を出していくことも本会の使命と考えております。