この度、日本抗加齢協会第8回学術フォーラムを、脳心血管抗加齢研究会第20回学術集会との共催で、2024年12月13日（金）・14日（土）大阪市梅田の梅田スカイビル36Fで現地開催をさせていただくことになりました。

　超長寿社会に起因して、抗加齢への関心が世界的に高まっています。近年では、食品や運動だけでなく、既存医療との協調や環境からの影響などの研究も進んできました。これを反映して本協会においても住宅や福祉などの新しい分野・領域からのご参加も増加しております。本学術フォーラムは、８回目を迎えましたが、学術と実務が積極的に交流できる場を提供することを目的としています。

　さて、本学術フォーラムでは特別講演として、独立行政法人「日本医療研究開発機構（ＡＭＥＤ）の前理事長末松誠先生をお迎えし、ご講演をいただきます。若い研究者・経営者にも参考になるお話がお聞きできると思います。

　また、本学術フォーラムといえば、機能性表示食品等の情報を取得する機会としても広く知られております。特に、昨年来問題になっています紅麴による健康被害は、機能性表示食品等のあり方にも影響が及んでおることは御周知に通りです。機能世表示食品のガイドラインの改定にもなります。
　大阪で初めて、機能性表示食品研究会を開催します。新規情報も含めて消費者庁より本学術フォーラムでお話頂ける予定です。
　このたびの紅麹問題で、約２割の機能性表示食品が自主取り下げを行われたようですが、機能性表示食品の目的である「科学的根拠を基礎として、機能性を分かりやすく表示した商品の選択肢を増やし、消費者が正しい情報を得て選択できるようにする」をより強固とするためにも私たちは科学的根拠を研究し、広く知らしめる努力を続けていきたいものです。

ここに記載しました他にも新しい情報や議論がたくさん詰まった学術フォーラムを作り上げていきます。
つきましては、本フォーラムの趣旨にご賛同いただき、格別のご高配を賜わりたくお願い申し上げます。
末筆ではございますが、貴社の今後益々のご繁栄を心より祈念いたします。

　2024年10月吉日
　第8回学術フォーラム
　大会長　井上　浩義（慶應義塾大学医学部化学教室 教授）